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通貨共通単位
更新日 2019年9月28日

米ドル・円やユーロ・米ドルを取引する場合、売買の通貨単位は、それぞれ円、米ドルになる。ユーロ・ポンド取引の通貨単位はポンドだ。

値動きの最小単位を呼値(よびね)と言うが、今日、FX各社で一番多いのが、米ドル・円0.001円、ユーロ・米ドル0.00001米ドル、ユーロ・ポンド0.00001ポンドの、小数点以下3・5桁表示である。

1米ドルの価値は、各国通貨でほぼ1桁。メキシコ、南アフリカ、ロシアなど、2桁の国もあるが、日本の様に1米ドル=100円を超え3桁なのは珍しい。

日本の通貨「円」は1871年に導入されたが、当時の為替レートは1米ドル=約1円。その後、第二次世界大戦で円の価値が暴落し今日に至るため、現在の円価は戦争遺物とも言える。

FX会社が自社のスプレッドを説明するのに、売買通貨単位で表現すると、円価の桁が違うため、円を含む通貨ペアとそうでないペアで大きな差を示し、全取引通貨で本当にスプレッドが狭いのか分かりにくい。そのため、スプレッドを通貨の共通単位である「pips」で表すFX会社もある。

10年ほど前までは、外国為替の売買通貨単位は、円を含む通貨ペアで小数点以下2桁、円を含まない通貨ペアで小数点以下4桁の表示が主流であった。呼値も米ドル・円が0.01円、ユーロ・米ドルは0.0001米ドルだった訳だが、この時に、各通貨共通の最小売買単位としてpipが用いられる様になった。

つまり、1pipは、対円通貨ペアで0.01円、他の通貨ペアで0.0001通貨を表していたのだが、その後、日本勢のスプレッド縮小競争激化や、海外勢のハイレバレッジ取引普及を背景に、FX会社は、対円通貨ペア小数点以下3桁、他通貨ペア小数点以下5桁表示を行う様になり、本コラムの最初に述べた呼値となったのである。

そこで、導入された各通貨共通の最小売買単位が「ポイント」である。1ポイントは、対円通貨ペアで0.001円、他の通貨ペアで0.00001通貨を表し、1pipの10分の1を単位として用いられている。

しかし、これで物足りないらしく、SBI FXトレードは、対円通貨ペア小数点以下4桁、他通貨ペア小数点以下6桁表示を行っており、それぞれ、0.0001円、0.000001通貨の呼値を実施している。

もし、FX会社の小数点以下4・6桁表示が世界の主流となったら、各通貨共通の売買単位として、今度は何が使われるのだろうか。

SBI FXトレードの小数点以下4・6桁表示は2012年から始まっているが、数字が多くて見づらいという利用者の意見もあり、7年経った今でも、この桁数での表示を他のFX会社で見かける事はない。

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